KDDIと京セラが快挙 5Gの弱点を克服する「ミリ波中継技術」で電波功績賞を受賞

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KDDI株式会社と京セラ株式会社は、共同開発したミリ波中継技術の実用化において、総務省が主催する「第37回電波功績賞」を受賞しました。次世代通信の普及に不可欠な電波環境の改善と、通信品質の向上に向けた画期的な取り組みが、電波の有効利用に貢献したとして高く評価されました。

電波功績賞の概要と受賞の背景

電波功績賞は、電波の適正な利用や電波利用技術の向上に貢献した個人や団体を称える賞です。今回、KDDIと京セラが評価されたのは、5G通信で用いられるミリ波帯の課題である「直進性の強さ」と「遮蔽物による減衰」を克服した点です。両社は障害物を避けて電波を届ける中継技術を確立し、実用化した功績が認められました。

開発されたミリ波中継技術の特徴

両社が開発したミリ波中継器は、建物の壁面などに設置することで、屋外の基地局からの電波を受信し、効率よく屋内に届けることが可能です。従来の配線工事が困難だった場所でも、中継器を設置するだけで通信エリアを柔軟に拡張できます。この技術は、場所を問わない安定した高速通信環境を実現する鍵として期待されています。

通信インフラへの影響と今後の展望

今回の受賞技術が広く普及することで、通信死角の解消が加速し、ユーザーは屋内や遮蔽物の多い環境下でも快適な5G通信を享受できるようになります。KDDIと京セラは、今後もこの技術の活用範囲を広げるとともに、さらなる通信インフラの高度化を図る方針です。デジタルトランスフォーメーションを支える基盤技術として、社会貢献を目指します。

編集部の視点・考察

5G通信のポテンシャルを最大限に引き出す上で、ミリ波の「遮蔽物に弱い」という特性は長年の技術的障壁でした。今回の技術は、大規模な配線工事を要さずに電波の死角を解消できる点で、社会インフラとしての通信網に大きな柔軟性をもたらすと考えられます。

特に、屋内や入り組んだ都市部など、これまで高速通信が届きにくかった場所でも安定した環境が整うことで、遠隔医療や高精細な映像活用など、場所を選ばないDXの推進が加速するはずです。通信環境が「繋がって当たり前」のインフラから、より最適化されたサービスへと進化したことで、生活の質やビジネスの生産性向上に多大な影響を与えるという見方もできそうです。

情報元:au プレスリリース 元のプレスリリース記事を見る

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